NPO 法人もぐらの冒険は、
子どもが主体的に生きるために、地域における環境・関係づくりに取り組みます。
2024年8月に、①もぐらの冒険〜あそび場・つどい場〜②もぐもぐこども食堂③みんなの居場所の活動④『生きる』『遊び』『学び』等をテーマにしたシンポジウムやセミナー、イベント開催の4つの事業を一つにまとめたNPO法人もぐらの冒険を設立しました。
あそびや、こどもの育ち、食、子育て、こどもの権利、生きる、などについてアクションを起こして行きますので、どうぞよろしくお願いします!
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本来、子ども達は、たくさんの大人に見守られ、関わられ、育っていくものです。
しかし近年、遊び場の減少や核家族化、地縁の希薄化などから、特に若い親世代は、“我が子だけ”を育てている状況が多く、何かあったとき、基本的には、親が自分だけでなんとかしなければならない、と感じさせられることが多いのではないでしょうか。そんな親の孤独や苦しみは、誰かと共有したり相談したりすることができにくい現状です。
子ども達は、居場所が少ないために、自分の思うことややろうと思ったことを実行できずにいたり、「怪我や危険なことをさせないように…」と大人に必要以上に守られることで、力の限界を知る機会が少なかったり…
そういう中で育つ子どもは、自分で選択すること、自分の考え・存在に自信を持つことが困難となりがちです。
そこで!
この「もぐらの冒険」が開催する遊び場を通して、大人と大人が繋がり合い、支え合うきっかけとなることを目指しています。自分だけではなく、多くの大人との関わりの中に子どもがいると感じられることで、心に余裕を持って、子どもに向き合えるのではないでしょうか。
子どもが育つのに大切だと思うことは…
遊びの中で、
◎やってみようと挑戦してみること
◎どうやったらできるかな?と試行錯誤してみること
◎泥のとろとろとした感触、土のにおい、水の冷たさ、火の燃える音…五感で、身体全部で感じて過ごすこと
子どもたちの“やりたい”気持ちだけでやろうとすることは、危険なこともあるかもしれません。もしかしたら、その過程で怪我をしてしまうかもしれない。そんなとき、傍にいる大人(親だけでなく、地域の大人)が一緒に心動かし、探り、見守り、楽しむこと。その経験がその子をひとまわりもふたまわりも大きくする…と周りの人が信じること。そんな大人たちの中で育つ子ども達は、信頼されている喜びを知り、「生きる」ことに繋がっていくのだと思うのです。
さまざまな世代の方が交流しあい、信頼できる人間関係の中、子ども達がのびのびと遊べて、大人たちが安心して過ごせる環境を作りたいと思っています。
大人も子どもも、人は人と共に育ち、育ち合う
世代を超えた、人と人との繋がりを地域に作り、子どもも大人も安心して健やかに過ごす環境を目指します。