幼稚園で働いていたという話をすると「手に職があるのにもったいない」と言われることがあります。
幼稚園で働いていたときは、本当に子ども一人ひとりのことをよく考えたし、子どもがよりよく育まれるために何ができるのか、教員同士本当によく話し合いました。
人間関係には恵まれていたし、こどもたちと過ごす日々はとても充実していました。
しかし、もっともっと子どもの「今」を大切に感じたいと思ったら、自然と幼稚園ではないフィールドへと足が向いていたのです。
「遊ぶ」ことをとことんできる。
社会の価値観に縛られず、今の姿が大切にされる。
そんな居場所作りや遊び場作り。
幼稚園のような教育現場に比べたら、とても小さなことで、理解されにくいことかもしれません。
でもだからこそ、一人ひとりとの出会いが尊く感じられるし、
共感の輪の広がりに幸せを感じるし、
ふと漏らすつぶやきも聞こえるし、
全力の笑顔にも涙にも出会える。
年間行事予定に沿って歩んでいくのではなく、
今、この瞬間に、ひとりひとりの想いに気づいて考えていく。
正直、悩むこともあるし、難しいことも多い。
でも、これが市民活動だからそこできること。
誰でもできる活動。だからこそ意味があるのだと思っています。
お金はたくさんなくていい。
無理をしすぎないで、自分の心動くものに身を委ねて過ごしていきたい。
もちろん失敗もするし、誰かに迷惑をかけてしまうこともあるけれど、
それが「ダメ」なことではなく、そこからまた考えられる。
これも、市民活動だからこそ。
みなさんの共感、参加、協力あってこその活動。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。
(もぐらの冒険スタッフ:がーり)
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